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一国民として知っておかなければいけないこと(必読)

昨日は選挙でした。

皆さん、投票に行きましたか?

ということで、今日は選挙のことを書こうと思います。 🙂

今回の選挙は三宅洋平さんの選挙フェスによって政治に興味を持ち始めた人(特に若い層)がいっきに増えたのではないかなと想定します。

三宅洋平さんは残念ながら、落選でしたが、彼が比例代表だったら全国からの投票を集めて受かっていたかもしれません。 それくらいの支持を得ていました。

で、今回SNSで投票にはかならず油性マジックで! と呼びかける投稿が多かったですよね。

それは、国民投票に使われている紙が、鉛筆で書くと、指で消せるんです。

そのことを動画で撮ってくださった人がいました。

https://www.facebook.com/noramika/videos/1084382891644060/

本当に指で消えちゃうんですね~!

だから、私は油性マジックで投票しました。

投票場所では鉛筆と消しゴムしか置いていないですが、本当はボールペンを置くべきですよね。

鉛筆だと、開票時に不正があるかもしれません。

ところで、今回の選挙、改憲が争点にあがらなかったですが、実は、本当は争点だったんです。

で、ふたを開けたら、改憲のことで認知されている方が世論調査で少なかったんですね・・・ 😯

参院選 改憲ライン「3分の2」認知浸透せず

 安倍晋三首相の改憲姿勢を批判する野党の訴えは届かなかった。10日に投開票された参院選で、改憲勢力は憲法改正を発議できる3分の2を占めた。自民党はアベノミクスの継続をひたすら訴え、憲法問題は隠された格好だ。有権者は暮らしに密接な経済政策や福祉を重視して1票を投じた。憲法を巡る議論は深まっていない。

 「かみあわないまま終わった」。東京・永田町の民進党本部で10日深夜、岡田克也代表におびただしい数のフラッシュがたかれた。改憲阻止を掲げた民進党に対し、憲法の「争点隠し」で臨んだ自民党。明暗は分かれた。

 「3分の2」−−改憲ラインを示すキーワードはそもそも、有権者に認知されていたのだろうか。

 毎日新聞が10日、全国の有権者150人に街頭でアンケートを実施したところ、6割近くにあたる83人がこのキーワードを「知らない」と回答した。投票した人に重視した政策を聞くと、経済や社会保障政策など暮らしに密着したテーマを選ぶ人が多かった。「憲法改正」を選んだ人は1割に過ぎなかった。

 「それって雇用関係の数字じゃない?」

 10日午後3時過ぎ、東京都北区のJR赤羽駅前。アンケートに応じたビル管理業の男性(29)は、「3分の2という数字を知っていますか」との質問にそう答えた。「改憲に必要な議席数」と説明すると「えっ、9条がいじられるってこと? みんな知らないんじゃないか」と驚いた。

 アンケートは投票率が50%前後にとどまることを見越し、投票した人と投票しなかった人の75人ずつに聞いた。「3分の2」の質問では、投票した人のうち29人が、投票しなかった人では54人が「知らない」と回答した。大半の人が正解を伝えても「ふーん」と無関心な様子だった。

 「3分の2」の意味を知った上で、別の政策を重視した人も多い。鹿児島県の自営業の男性(57)は「地方の零細企業を営む身としては景気対策が最も重要だ」と話した。

 安倍首相は10日夜も改憲内容に言及することはなかった。自民党が憲法への言及を避け続けたことで、改正論議が盛り上がらなかった面は否めない。

 富山県の会社員の女性(21)は棄権した理由をこう語った。「何が争点か知らない。適当に投票するなら、棄権した方がいいと思った」。低い投票率だった今回の選挙で改憲勢力は念願だった「3分の2」を占め、国のかたちを変える動きが本格化しようとしている。【まとめ・川崎桂吾、山崎征克】

新聞のニュースは日にちが経つと消えてしまうので、全文抜粋してしまいます。

やっぱり知らなかった人多かったんだろうな~・・・経済政策のほうにスポットがあたりすぎて、改憲のことは争点にあがらなかったせいか、知らなかった人が多すぎたようです。 😥

(私は今回は改憲のことがとても気になっていたので、経済対策のことよりも改憲・原発に関して、護憲派、原発反対派を選びました。)

メディアももっと取り上げてほしかったですね。

それから、昨日の池上彰さんが当確した候補者に鋭い突っ込みをされていたらしいのですが、その様子がまとめられたのがこちらです。

池上彰さんVS政治家の鋭いツッコミ発言まとめ #池上選挙 #池上無双 #参院選2016

自民党の新人で、当選してから政治のこと勉強するという人が二人いらっしゃいました。 自分の党の政策をよく知らなかったようです。

ほかの方でSNSでシェアしてくださったなかで、カメラマンが選挙ポスターの写真撮るときにテーマを決めるために政策を聞くと、「あれ、うちの党の政策なんだっけ・・・確かめてきます」なんていう人もいたっていうから、本当なんですね・・・ 本当にそんなことがあるのです。

【参院選】選挙ポスターは盛ってる? プロに撮ってもらった

できれば、池上さんの候補者へのこういう突っ込み、選挙前にできると皆目が覚めるでしょうね。(池上さんすごくよく調べているから・・・戦争に至るまでの国の情勢とか、経済状況の変移とか、世界の戦争ビジネスのこととか、陰謀説とか。 前にやっていた番組がとてもわかりやすく、秀逸でした。)

昨日のライブで、外国人レポーターが、なぜメディアは選挙前にもっと候補者たちにつっこみのインタビューや追及しないんだ?? そして放送しないんだ?と驚いていました。 その通りだと思います。 今回はメディアもあまり動いていなかったですね・・・。

あと、個人個人の調べようとする力も必要かもしれないですね。。(ネット等で)

アメリカでは小学校から授業に政治のシミュレーションがあるらしく、生徒たちにディベート(議論)をさせて政治のことを理解する授業があるそうです。

日本にも導入してほしいな~と思っています。欧米のティーンエイジャーたちはすでに政治のことに関心があってすでに自分の意見がある子が多いのに対し、日本のティーンエイジャーは政治をよく知らないという子が多いので・・・ 自分の意見がないっていう子が本当に多い。

今の有権者の若年層~中年層ほとんどが、政治に関して積極的じゃないのは、学校教育の政治の授業でもっと具体的なシミュレーションやロールプレイがなかったからなんじゃないかなと思います。

(そう、私も含めてです。 近年の動きに、私も他人事じゃないぞ・・・と思って、数年前から自分でネットで調べるようになりました。)

教育関係者の方々ご検討よろしくお願いいたします。

もうひとつ、本当に伝えたいことはここからです。

2012年の自民党の改憲草案、こちらもぜひ全文を読んでみてください。 (選挙前にも実はFacebookやTwitterで呼びかけました)

赤字が自民党の提案する改憲案の文。 青字が削除される部分。
http://editorium.jp/kenpo/const.html

これは自民党の改憲草案をWordの修正履歴機能をつかって一般の方が作成されたものです。どこが変わっているのか一目瞭然です。

情報元:http://editorium.jp/blog/2013/08/04/kenpo_jimin-souan/
自民党改憲草案:http://constitution.jimin.jp/draft/

(※2012年の草案が最新のようです。)

良い部分も確かにあるのだけど(障がい者への差別はしてはいけないなど)
現憲法は国民を守ることが全面的に表れた文章だったのに、
自民党が提案する改憲案の怖いところは、内閣総理大臣を最高指揮官として国防軍を保持すると書いたり、国民の義務の部分がたくさん増えたり、なんだか全体として、国民の義務・制限の部分が増えて、国民すべてがこれを守らなければいけないなど加えられていて、内閣の自由がかなり加えられている印象のほうが大きく感じました。

現憲法の最高法規の基本的人権の一文

「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」

これをまるっと削除するなんて・・・考えられますか?

私は小学校のときにこの憲法の基本的人権の一文を読んだとき、とても感動し、なんていい憲法なんだろうと思っていたんですよね。 とても好きな一文です。

自民党草案で加えられた部分は、たくさんありますが、

第九条の二

我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する。

2 国防軍は、前項の規定による任務を遂行する際は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。

3 国防軍は、第一項に規定する任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。

4 前二項に定めるもののほか、国防軍の組織、統制及び機密の保持に関する事項は、法律で定める。

5 国防軍に属する軍人その他の公務員がその職務の実施に伴う罪又は国防軍の機密に関する罪を犯した場合の裁判を行うため、法律の定めるところにより、国防軍に審判所を置く。この場合においては、被告人が裁判所へ上訴する権利は、保障されなければならない。

(中略)
第百二条
全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。

こういうのがあります。

のちに載せる田原総一朗さんのインタビューの中にもあるのですが、これは自民党が野党のときの草案らしいので、エッジが利きすぎた、と自民党は弁解しているようですが、でも、逆に言えば、これが本心だということです。

それもこんな動画がありますしね。。

憲法改正誓いの儀式

(投稿者より:「動画の中の表記に誤りがございました。 1:28~1:34の部分 (誤)内閣総理大臣補佐官 衛藤晟一は(正)元総務大臣 新藤義孝 となります。」)

動画の中の信じられない発言:

元法務大臣 長勢甚遠 「正直言って(草案に)不満があります。 一番最初にどう言っているかというとですね、国民主権、基本的人権、平和主義。これは堅持すると言ってるんですよ。 この3つを無くさなければですね、本当の自主憲法にならないんですよ。」

田原さんの論点がとても的を得た論点だと思いますので、ぜひ、読んでみてください。 こちらも毎日新聞のインタビューなので、全文記載します。

(これも選挙前にシェアすればよかったな~と思いました・・・)

田原総一朗さん「ごまかしの安倍政権、改憲隠し選挙だ」 2016年7月4日

どうなる参院選5日連続ロングインタビュー
 「争点隠しの選挙だ」――。政治評論家らに参院選の論点を聞く連続インタビュー企画「永田町の目」第1回は、百戦錬磨の政治評論家・田原総一朗さん(82)。テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」の司会者として長年、激しい討論を仕切り、舌鋒(ぜっぽう)鋭く切り込んで時の首相を退陣に追い込む言質を幾度も取った男の目には、今回の選挙での安倍政権の戦い方は「言ってみりゃ、ごまかし」と映っている。【聞き手・大村健一/デジタル報道センター】

争点「隠し」の選挙とは?
 ――今回の参院選は、どのような選挙だと考えていますか。

 端的に言えば「争点なき選挙」であり「争点隠しの選挙」。さらに言えば「改憲隠し選挙」ですよ。

 ――「改憲隠し」ですか……。
 争点は「改憲」以外に何もない。6月に安倍晋三首相が消費税の増税を再び先延ばしにする、と表明したでしょ? 野党はその増税再延期に反対していないんだから。年金など社会保障の問題が幾ら有権者の関心が高くても争点になるはずがない。それは財源の問題なんだもん。その財源の部分で、再延期にみんな賛成しちゃっているわけだから、これは争点にならないんです。

 一番の問題はね、第2次安倍内閣になってから、これで衆参合わせて3回目の国政選挙だけど、選挙が近づくと「アベノミクス」と言い、終わると特定秘密保護法や、長い間自民党が「憲法上、認められない」と言ってきた集団的自衛権を含む安保関連法を成立させてきたことだ。いつも選挙後に国民が嫌がりそうなことをやってきたわけです。今回も「アベノミクスがどうした、こうした」と言いながら、本当の狙いは憲法改正だと、僕は考えています。だから「改憲隠し」なんだ。

 ――安倍首相が言うような「アベノミクスの是非を問う選挙」ではないのですね。

 そんなものは見方によってどうにでも見える。安倍さんはアベノミクスの成果で「完全失業率は3%台前半になり、有効求人倍率も高い水準」とよく言いますね。野党の方は「アベノミクスはうまくいってない」とか「実質GDP(国内総生産)成長率が年率2%と言っていたのに伸びていない」とか言っている。それは両面があることで、はっきり言って大した問題じゃない。(争点は)改憲しかない。

 今年の1~3月ごろまで安倍さんは盛んに「憲法を改正すべきだ」と言っていた。国会でも(自民党の)稲田朋美政調会長が2月の衆院予算委で「憲法学者のうち約7割が自衛隊は憲法違反と答えた」という調査結果を質問し、安倍さんはそれに対して「自衛隊に疑いを持つ状況をなくすべきではないかとの考え方もある」「(憲法は)占領時代に作られ、時代にそぐわないものもある」と答えている。それは「9条を改正し、〝普通の国〟にしなければならない」ということだ。確かに、安倍内閣は「アベノミクスを問う選挙だ」と言っている。憲法のことは街頭演説ではあまり言わない。でも、本当は違うし、言ってみりゃ、ごまかしている。

 ――あまりフェアな戦い方ではない気もしますが。

 でも、それで選挙を連勝しているから「これでうまくいく」って自信を持っているんじゃないかな。

 ――ということは、投票日まで安倍首相が改憲を前面に出すことはないのでしょうか?

 ないでしょうね。ひどいのはさ、公示後はテレビの党首討論を、6月24日に1回しかやらないということだよね。それは記者クラブも悪いよ。昔はそんなことなかったよ。数日前にだってやっていた。その時期にテレビ討論会をやって、僕は総理大臣を失脚させたんだから。

 ――報道各社が報じる政党支持率などの数字の通り、「与党有利」は変わりそうにないのでしょうか。

 だって争点がないんだもん。ただね、僕は(衆参合わせて改憲勢力で)3分の2は取れないと思う。それは「国民が憲法改正に反対している」というよりは、安倍さんが憲法改正をしたがっているのに、何をどう変えるかを言わないから。これは気持ち悪いよね。まじめに憲法改正を考えるなら「ここをこう変える」と言わなければ。もっと言うなら、それを与野党でさんざん論議をしてから選挙をしなきゃ。

 ――自民党の憲法草案もあります。

 自民党が野党だった2012年に作ったものでしょ? この草案は相当にひどくて、僕は谷垣禎一幹事長が総裁だった時の草案だから、彼に「相当ひどい草案だね」と言ったんだ。「当時は野党だったからエッジを利かせすぎた」と答えたね。

 だってさ、あの草案はひどいよ。本来、国民を政治権力から守るのが憲法なんだ。でも草案は(21条の)「言論、表現の自由」にしても「公益及び公の秩序」を損ねないことを入れるとか、あちこちが「国民をいかに縛るか」という憲法になっている。

 ――隠れた争点となってしまっている中で、野党はどう戦うべきなのでしょうか?

 さっきも言ったけど、選挙をする前にね、きちんと与党から「憲法をこういうふうに変えたいと思う」という考えを引き出して、それについて野党も議論しなければいけなかったんですよ。そのうえで国民に問うんですよ。でも実際はほとんど何も審議していない。

 ――選挙前にやるべきことをやっていなかったわけで、手遅れということでしょうか?

 そう。だから「争点なき選挙」になっちゃった。

変容する自民党と、反省しない民進党
 ――隠れてしまったとはいえ、憲法改正が争点なら、今回の参院選は戦後70年のターニングポイントになる選挙という位置づけになりませんか。

 それは、その通りだ。1955年に自民党が結党して以来の目標の一つが憲法改正で、そこから60年間、果たせていない。どれほど自民党にとって重いテーマだったか。

 ――しかし、かつての自民党は党内に護憲派、リベラル派もいて、タカ派と議論をしながらバランスを取っていたと思う。それが今は見えないです。

 自民党は大きく変わったんだよ。その理由は(衆議院の)選挙制度が小選挙区制に変わったことだと思う。昔は自民党の中に主流派と、非主流派、反主流派がいて、僕の若い時は野党になんか関心なかったよね。自民党の中の「けんか」の方が面白かった。でも、今は小選挙区制になって、執行部が気に入った候補者しか公認しなくなった。だから野党が頑張らないといけないんだ。

 ――その野党ですが、今回は民進党と共産党が1人区で共闘します。

 でも野党で(比例代表で)統一名簿は作らないでしょ。民進党に関しては、政権を取るために死にものぐるいでやらないと。でも、その感じは見えないね。必死になって政権奪取を考えないと。まず何よりも先に、アベノミクスの対案をしっかり考えて、「オカダミクス」なるものを作るべきなんだ。

 僕はね、これまでの(第2次安倍内閣の)選挙で、野党の党首にはずっと「アベノミクスへの批判なんてやめろよ」と伝えてきたんだ。批判なんかしたって、国民は聞く耳を持たない。(民進党の前身の)民主党は当時、海江田(万里)が党首だったから「カイエダミクス」、当時の日本維新の会には「ハシモトミクス」をきちんと打ち出せと伝えたんだけど、どこもそれをせずにアベノミクス批判で選挙が終わっちゃった。国民はアベノミクスには問題もいろいろ感じているんだけど、対案が出ないんだからしようがない。選択肢がない。

 ――なぜ世論の支持をなかなか集められないのでしょうか。

 民主党は2009年から約3年3カ月、政権を握ったけど、12年の衆院選で惨敗したよね。その総括が行われていない。なんで惨敗したのか、本人たちが真摯(しんし)に向き合っていない。一方で自民党はその期間、野党だった。それで参ったんだろうね。「内部争いはやめよう」という雰囲気が出てきた。選挙制度が変わったうえに、下野した体験から完全に一本化しているわけ。怖い話でもあるんだけど、反主流派も、非主流派もなくなった。

 ――よい言い方をすれば「一枚岩」になっていると。

 なっているね。それに対して民進党はバラバラなんだよね。だってさ、今度だったら、東京都知事選に蓮舫(代表代行)が出るべきだったよね。出れば勝ったと思うんだ。都知事選に勝つということは、天下を取ることぐらいだと僕は思っている。自民党は舛添要一前都知事を推薦した手前、候補者に困っている。チャンスは大いにあったと思う。

 ――自民と民進以外で気になる党はありますか。

 公明党がどこまで頑張るか。選挙後の改憲の動きに対して、どこまで自民党に「NO」と言えるかだね。昨年の安保法制を巡っては、一定の歯止めをかけるために相当に頑張っていた。共産党は企業でいえば監査役みたいなもので、チェック機関としてはよく機能しているとは思うよ。

 もう一つ気になっているのは、米国で民主党の大統領選候補指名争いで、(民主社会主義者の)サンダース(上院議員)がクリントン(前国務長官)をあれだけ脅したのに、日本で社会民主主義を掲げる社民党は、どうしてあんなに影が薄いのか。反自民の票が社民党へ行く前に民進党が取って、さらに格差が問題と考える人は、社民党を通り過ぎて共産党へ行ってしまう。これは社民党が下手過ぎると思うな。

18歳選挙権は政治を動かすか? SEALDsへの思いは
 ――「衆参同日選になる」との観測もありました。そうならなかった理由についてどのように考えますか。

 僕もちょっと分からないんだけど、公明党が反対したのかもしれないね。安倍さんは同日選をやりたかったわけだし、「同日選をやることで、より参院選で勝てるのではないか」との思いも頭をかすめたと思う。ひょっとしたら党で世論調査をして、3分の2以上は取れないと分かったんじゃないだろうか。同日選をやれば、投票率は上がる。ということは、無党派層が投票に行く。それは不利になるという結果を見たんじゃないかな。

 ――投票率はどうなると見ていますか? 13年参院選、14年衆院選は52%台と低調でした。

 それよりは高くなるんじゃない? 隠しているとはいえ、「実は争点は憲法改正だ」って国民は薄々感じているから、前回の参院選よりも高くなると思う。

 ――今回から18歳選挙権が導入されました。どのような影響があると考えますか?

 僕は、毎日新聞なら山田孝男氏のコラム「風知草(ふうちそう)」(月曜朝刊)を欠かさずに読んでいるけど、「若者は意外と保守的。しかも年々、保守的になっている」(2016年6月6日付)というデータが書かれていた。必ずしも「若者が投票するから自民党に不利」とはならないだろう。

 ――学生運動を見てきた田原さんの世代からすると、隔世の感があるのでは。

 僕は(1960年の日米安保を巡る)学生運動の時は取材をする側になっていたけど、僕や当時の学生たちは「戦争は嫌だ」という思いを強く持っていた。文句なしに反戦ですよ。僕らは戦争を知っている世代で、もっとも若い世代だったから。

 ――「保守化」というデータの一方で、SEALDsのような安保法制や憲法改正に対して反対の声を上げる若者の団体も出ています。

 それは珍しいから。リベラル派の年寄りたちがチヤホヤしてくれているわけだ。そんなに大きな動きにはならないんじゃないかな。

 ――今、田原さんが魅力的と感じている政治家は誰ですか。

 センスがいいのは(自民党の)小泉進次郎だね。今は立場も考えて、マスコミに出ないで露出を抑えているでしょ? その辺のセンスは、おやじ(小泉純一郎元首相)よりもいいと思う。後は民進党の山尾志桜里(政調会長)もいい。雑誌で対談したが、浮いた発言をしない。地に足が着いている印象だ。

安倍内閣に死角はあるのか?
 ――選挙後、安倍政権はどうなると読んでいますか。

 3分の2が取れれば改憲へ向かうだろうけどね。景気が持つのかなあ……いろいろな調査でも「これから悪くなる」という回答が多いケースばかり。先行きは不透明だ。

 ――今回の選挙を無難に乗り切ったとして、安倍政権はどこまで続くと見ますか。自民党総裁の任期は2期6年間、18年9月までです。

 任期は延長しないで、安倍さんの言うことを聞く首相を後継に選んで、院政を敷くんじゃないかな。さっきも言ったけど、今の自民党には反主流派がいないから、取って代わりようもない。

 ――順風満帆に見える安倍内閣。ピンチがあるとしたらどのようなことでしょうか?

 やはり株価でしょう。僕は、経済はやっと保っている状態だと思うよ。マイナス金利政策も成功してないもんね。打つべき手は全部もう打っちゃった感じ。後は今、一番深刻な問題は少子高齢化だけど、それへの手が打てていない。対策の一つとして移民の受け入れについても、議論した方がいいと思うけど、安倍さんは嫌がるだろう。移民を嫌がる層が安倍さんの支持層だろうから。

 英国が欧州連合(EU)から離脱することで円はドーンと高くなって、株価は落ちる。アベノミクスの根幹が揺らぐ。そのくらい英国が離脱する影響は大きい。そうなれば、恐らく米大統領選は(共和党候補の)トランプが勝つね。そうすれば、在日米軍基地に対する、さらなる負担を迫って強く出てくるだろう。大変なことになるよ。それぞれ「イギリスファースト」「アメリカファースト」とも言うべきもので「自国さえよければどうなってもいい」との考え方が広がっている。君、EUはなぜできたか知っているか?

 ――第一次世界大戦がきっかけでしたよね。

 そうだ。第一次世界大戦は、人類が最初に直面した大戦争で、ヨーロッパ全土が戦場になった。「こんな戦争をしてはダメだ」との思いでEUの原形となる構想が持ち上がった。国際連盟もできて、第二次世界大戦を経て国際連合になった。国際協調の道を歩み始めた。

 でも今、世界的なうねりが起きている。トランプやサンダースの旋風については、米国で格差がどんどんひどくなって、資本主義の弊害が大きくなったことが原因として挙げられている。格差が大きくなる中で「資本主義はダメだ」ということで民主社会主義が出てきたり、トランプみたいに「米国は海外の面倒を見すぎた」と言って「自分さえよければいい」というやからが出てきたりする。日本も米国ほどではないにしても、格差は大きくなってきている。選挙は乗り切っても、そのうねりに巻き込まれる可能性は大いにある。

次世代に伝えたいことは
 ――最大の争点は憲法とのことでしたが、ご自身は改憲派? それとも護憲派?

 基本的には護憲だね。でも、少なくとも自衛隊があること、自衛権があることは認めてもいいと思っている。9条2項の「陸海空軍を持たない」に関しては改正すべきだろう。9条1項の「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」の部分も改正して「戦争ができる国」にしたい層もいる。僕はそれには反対なんだ。

 僕は基本的に、今の憲法の精神はいいと思っている。あれは「マッカーサー(連合国軍最高司令官)が押しつけた憲法」って言い方もされるけど、日本人の手ではとてもあんな憲法はできなかったと思っている。例えば(敗戦後、日本が作った憲法)試案の「主権」は、大日本帝国憲法と同じく天皇だった。憲法9条を作ったのもGHQ(連合国軍総司令部)だった。

 あの憲法にはコンセプトが二つあって、一つは日本を再び米国などを相手に戦争できないように弱体化すること。だから日本は非武装になった。もう一つは、日本を理想の民主主義の国にするということだ。その後、日本を弱体化させる目的だった憲法9条によって、米国は困るわけだ。米国が「自衛隊があるんだから、一緒に戦おう」と再三言ってきても、日本は「戦いたいけれど、あんたの国が余計な憲法を押しつけたもんだから」という具合に断ってきたわけだ。

 しかし、冷戦が終わってから、少しずつ形は変わってきている。冷戦中は日米安保というのは「日本がどこかの国から攻められたら米軍が守る。米国がどこかの国から攻められたら日本は何もしない」という片務条約だった。そんな条約が、なぜできたかというと……ちょっと頭の中で世界地図を描いてみてほしい。日本は西側陣営の一番東の端っこにある「極東」の国だ。日本の隣に北朝鮮、その隣に中国、そして北にはソビエト連邦(現ロシア)があった。それは全部「東側」の国。ということは、日米安保条約は「日本を守る」という意味じゃなくて、「西側の東端を守る」という意味の方がはるかに強かった。それはそれで機能していたんだ。

 ところが冷戦が終わって、米国はソ連という敵がなくなって、極東を守る必要がなくなった。ここから問題が起こるわけだ。日本としてはとにかく安全保障の面で米国に逃げられては困る。その後の内閣は、いろいろなことをやって米国との関係強化をやってきた。そこで、米国が求めたものが集団的自衛権だった。そうした流れの中で安倍内閣が出てきて、憲法改正までという話が本格的に出てきた。「0か、100か」で語れる問題ではないが、いずれにしてもこうした問題について、国民の関心が低いことは「危ない」と思っている。

 ――82歳になった今、田原さんはこれからの日本にどういう国であってほしいと考えていますか。

 僕はまず何よりも、アジアから信頼される国でなければならないと思っている。かつての日本は満州事変、日中戦争、太平洋戦争で、アジアの国々とも戦って、植民地にもした。戦後70年、平和国家だったということをきちんとアジアに訴えないと。アジアの国から信頼される国になるべきだ。中国や韓国からも信頼されれば、米国に「やっぱりアジアのことは日本に委ねた方がいい」と思わせることができ、米国と交渉する力も出てくると思う。そうやって一定の影響力を持つことが大事だ。

 ――有権者に伝えたいことはありますか。

 僕はね、投票を棄権するのは、時の政府に全て委ねるということであって、政治に何の不満もなくて「現状で困っていない」ということを示す行為だと思っている。実際は、そんな人間はいないと思うよ。必ずいろいろな問題を抱えているんだ。小さな子供がいれば保育園の問題があるし、老人がいれば介護の問題が出てくる。「年金や社会保障はどうなるのか?」という不安もあるはずだ。

 ――身近な問題が大きな争点にならないもどかしさもある。

 それは野党とマスコミが悪い。ちゃんとした批判をしていないからだ。もし自分が今、第一線の記者だったら、徹底的に安倍政権の内部を取材するね。

 たはら・そういちろう 1934年、滋賀県生まれ。早稲田大卒業後、岩波映画製作所を経て、64年に東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局と同時にディレクターとして入社。77年にフリージャーナリストに。87年から現在まで、テレビ朝日系の深夜討論番組「朝まで生テレビ!」の司会を務めるなど、激しい議論を戦わせることで知られる。主な著書に「変貌する自民党の正体」(ベスト新書)、「日本を揺るがせた怪物たち」(KADOKAWA)、「安倍政権への遺言」(朝日新書)など。

でも、ここからですよ、皆さん。 🙂

目を見開いて行きましょう☆ 私たち国民一般人は政治に直接かかわれないとしても、メディアが伝えてくれないとしても、SNSや口頭伝達で、何が起きているか、何が必要かは伝えていくことはできます。 改憲の国民投票のときは、本当に本当に勉強したうえで&よく知ったうえで選べるようになりたいですもんね。 そして、SNSを大いに利用して伝えていきましょう。SNS利用していない人は口頭で伝えていきましょう。

長文ご精読ありがとうございました。 😀

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Naomi Angel

五次元の世界へ飛んでいき、光の世界からビジョンを受け取って、天使やドラゴン、女神、人魚、妖精など、光の世界を描くスピリチュアル・アーティスト。 生まれつき難聴、早稲田大学卒業。 左肩に天使のサインがある。 異次元や天界の美しい、やさしい、そして、カラフルな色彩を表現し、見る人の心を優しい気持ちに、華やかな気分にさせるアートの世界観を持つ。 絵を通して、世界中に天使たちの優しい愛のエネルギーがたくさん溢れるように活動中。 人間がなぜこの地球で生まれて生きていくのか、幸せの法則とはなにか、祈りが届けられるしくみ、引き寄せの法則のしくみ、魂のしくみをつづった、大好評の連載『魂のしくみ』シリーズがリクエストに応えて、書籍化☆2016年2月22日発行、アマゾンで発売中。

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